現在よりCO2 濃度の高い太古の時代、CO2を取り込み酸素で地球を満たしたのはシアノバクテリアでした。
水の星を舞台に生命の誕生から40億年、種の繁栄と衰退を繰り返す壮大なドラマが繰り広げられてきました。
生命を維持するのに必要な条件、水、空気、土、地球の最も基本的な要素が今再生を必要としています。
自然の浄化能力は産業革命以降急速に低下してしまいました。広がる砂漠化、無計画な森林の伐採、オゾン層
の破壊。バイオエタノールに代表される代替石油燃料の抱える問題。世界的な人口の増加に伴う食糧不足。
CO2増加に起因するとされている地球温暖化とその対策も、政治的手段や企業アピールに利用されているに過ぎ
ず、本質の環境問題への対応とは程遠いものと感じています。
ゆがみはじめた地球のバランス、危ぶまれる生命の営み、それを解決する技術のひとつがバイオテクノロジーです。
株式会社生化研のコア技術は微生物の培養と発酵、酵素の利用技術です。
バイオテクノロジー(生物工学)は本来微生物がもっている活力を選択的、且つ効果的に活用する技術のことで、
無限の可能性を秘めた分野です。
人類は短い期間のうちに自らの生存環境を大きく変えてしましました。しかしながら、この星で育まれた貴重な営
みをいつまでも守り続けなければなりません。
生命の原点を見つめて。私たち生化研では自然に学び、自然界に存在する生命の可能性を信じて微生物
と対峙し、研究を続けてゆきたいと考えています。
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